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Feeling leaf

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生きるも死ぬも、待ったなし!

既に1週間前の話ですが、金町フェスタと一緒に21世紀FOXのお芝居「スチャラカパイのギッチョンチョン」も観てきました。
勝平さんが出演されたFOX作品の代表作、エナケンシリーズ第1弾の再演です。
初演は1995年、今から14年も前ですか。
劇場で拝見したのは2作目の「独立サッカリン部隊」からなので、「スチャラカパイ〜」は唯一生で観ていないエナケンシリーズでした。
それが14年経ってようやく観られ、嬉しさも一入です。
でも実際に観たのはかなり前だし、今回初演のビデオを観直す時間もなかったので、結構忘れてる部分もありました。
観てるうちに思い出してきましたけど。

今回は18日(土)に金町フェスタに参加、夜は予定ないから池袋でもプラプラして、19日(日)に祖母とFOX観劇、というスケジュールのはずでした。
ですが、フェスタ終わった後にソワレを観る方達が多かったので、懇親会がSPACE107近くの居酒屋さんになったのが運のツキ。
劇場前で観劇組の皆さんを見送ろうと思ったのに、くまさんが「折角東京にいるのに、観なくていいんですか〜?当日券あるみたいですよ〜」と誘惑され・・・見事撃沈。
急遽私も観劇組に加わる事になりました。
でもいつも日帰りで1回しか観られないのが通例だったので、同じお芝居を2回観られる滅多にないチャンス。
やはり折角東京にいるんだから、しかもエナケンさんに会えるんだから、このチャンスを逃しちゃいけませんよねっ!
当日券なので、開演間際にならないと入場出来ないからいい席では観られないかも、と言われてましたが、先に入場してた皆さんが私と、同じく当日券で観劇したゲルダさんの分の席もとっておいて下さり、かなりいい席で観る事が出来ました。
これぞ連携プレー、有難うございます!
翌日19日は祖母と一緒に観劇。
「一足先に観てきちゃった」と報告すると、かなり悔しそうな様子の輝子。
へへーん、いいだろいいだろー(大人げない)。

今回は出番の関係からか、レオさんこと河本浩之さんと竹田愛里さんが会場の案内係をしておられました。
何て豪華な案内係なんだっ!
しかも19日は竹田さん自ら「この辺りの席の方がおばあちゃまはご覧になりやすいかと・・・」と勧めて下さったり。
大ベテランのご案内に、かなり恐縮してしまいました。
更にレオさんは開演前の前説まで。
「旗揚げから今まで休んだ事がないのは、肝付さんと僕くらいなんですけどね」と愚痴り、そんな自分に肝さんが「お前には自由に出来る場所を用意した」と言われた結果が前説だったという、若干泣きが入りつつも絶対に好きだと思います、あんなシチュエーション(笑)。
18日のソワレも19日のマチネも、内容はほぼ同じでしたがどこかしら違う部分を作ってくれて、2回とも笑わせて頂きました。
違う部分といえば、19日のマチネではレオさん500円玉(自腹)の入ったおひねりを用意し、前の席のお客さんに「僕が合図した時に投げて」と仕込んでました。
「お金くすねても回りの人には分かるから、『あ、アイツ投げなかった』ってバレちゃいますからね」なんて、細かい笑いも忘れません。
劇中でそのおひねりが無事に飛んでくると、ガヤガヤした台詞に混じって「よかった、返ってきた」なんて言葉が。
・・・心配だったのね。
しかしレオさん、さんにんのかいの「孫悟空」の時に、アラーム鳴らしちゃったんですね。
気を付けて下さいよ。

内容としては、やはり劇中劇の「らくだ」にはずっと笑わされっぱなしでした。
レオさんと勝平さんが揃うと、悪ガキがいたずら考えるみたいな雰囲気で、ものすごく楽しそうにアドリブかまし合うんですよね。
レオさんが台詞噛んだりしようものなら、勝平さんいじりまくるし。
レオさんも「口内炎が・・・」って言い訳してましたけど、でも「たまぼこ」と「かまご焼き」はないと思います(笑)。
当然屑屋(勝平さん)が大家さんの家に行った時も、その部分ネタにされてましたし。
楽日はどんなアドリブ言ったんだろう・・・気になります。
下駄屋さんと大家さんの家を屑屋が訪ねるシーンでも、アドリブではないのに2回とも大爆笑。
特に下駄屋の娘役だった新人の女優さんが、勝平さんに「てめーも人気あるからって調子こいてんじゃねーよ」とか、「これくらいのボケ自分でどうにかしろよ、ベテランのくせに新人に頼ってんじゃねーよ」などと暴言を吐くところがツボでした。
いくら台詞とはいえ、大ベテランの勝平さんに向かってこの台詞言うのはドキドキしたんじゃないかなぁ。
だからこそ観てる方は面白かったですけどね。
あとはやはり、「死体にカンカン踊りさせる」というところから、マイケル・ジャクソンのスリラーを踊るタケルさん、レオさん、勝平さん。
今は思いっきり時期ネタとなりましたが、お三方ともしっかりコピーしてました。
まぁ「らくだ」という話自体が落語なので、笑える要素は元からあったんでしょうけど、やはりその前の部分や、何よりラストがシリアスなので、私の中では際立って印象に残りました。

ただ、初演を知ってるとどうしても見比べてしまう部分があり、純粋に楽しめなかった部分がなきにしもあらず。
まだ「スチャラカパイ〜」は前作ビデオでしか観てないのでいいですが、次回公演が2作目の「独立サッカリン部隊」なので、そうなってくるとますます比べてしまいそうで嫌ですね。
ちゃんと割り切って観られればいいんだけど・・・。
大好きなシリーズだけに、ちょっと心配です。
特にサッカリン以降の方が話も面白くなってくるし、スチャラカパイではまだ出てこない主要キャストが一気に出てきますから。
でもやっぱりエナケンを演じてる時の勝平さんは、メチャメチャカッコいいです!!
「舞台役者・山口勝平」に惚れた原因は、間違いなくエナケンですから。
ピンチの時でも常に明るく、前だけを見て進んでいく。
何かを成す人って、皆そういうパワーを持ってるんでしょうね。
それは勝平さんに通ずる部分もあるな、と思ったり。
次回公演は来年2月、楽しみですv

余談ですが、今回は客席で劇団OB・OGの方々をたくさんお見かけしました。
18日には親方こと中嶋さん、更に物販コーナーでは作曲家のノノヤママナコさんが、自らエナケンのCDを売っていらっしゃいました。
そして19日には百々さん、西原さん、速水圭さん、更には作者の北村想さんなどなど。
特に19日の終演後、私が客席に残ってアンケートを書いていると、私達の席のすぐ横にいた竹田さんの元に百々さん、速水さんなどが挨拶に来られ、そこに肝付さんも合流し、最後に北村想さんのご登場。
ものすごく豪華な同窓会がすぐ横で始まってしまい、『こんな所に私なんぞがいたらアカン!』と慌ててアンケートを書き終え、早々とロビーに逃げました。
ですが、その時一緒にいらしたくまさんは百々さんなどと仲良さげにお話してたり、ほとんど
の劇団員の方とお知り合いなのでは?と思うほど顔が広く、ますます私の中で正体不明の人となりました(笑)。
でもそのくまさんのおかげで、勝平さんにご挨拶する事が出来ました。
くまさん、本当に有難うございました。
私にもっと度胸があれば、ご迷惑おかけする事もなかったでしょうに・・・。
輝子の分も含め、お礼申し上げます。
勝平さんも舞台終わった直後でお疲れのところ、お相手して頂き有難うございました。
また一つ、輝子に冥土の土産が出来ました。

FOXでは初めて同じ公演を2回観ましたが、やはり舞台は生モノ。
全く同じお芝居は絶対にありません。
その違いが楽しめただけでも価値はありました。
エナケンシリーズ、最後までやってくれるのかな?
私も、生きる糧がまた一つ増えました。
「スチャラカパイのギッチョンチョン!」で、また明日から頑張りましょう。
by feeling_leaf | 2009-07-26 23:59 | 舞台のこと | Trackback | Comments(0)

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