生きろ。

やはり今年中に書いておきたかったので、先日観たCoccoちゃんの映画「大丈夫であるように-Cocco 終らない旅-」の感想を。
前回書いた事と重複する部分もありますが、その辺はご容赦下さい。

この作品は昨年のライブツアー「きらきら Live Tour」のライブ映像、リハーサルや楽屋裏、移動中の様子などを追いかけたドキュメンタリー映画です。
映画の始めにツアー初日のZepp NagoyaでCoccoちゃんが言った言葉、この作品のタイトルにもなっている「大丈夫であるように」という場面も観られます。
この時のライブは私も観に行ってたので、あの時の感動が甦ってちょっと泣きそうになりました。
でも名古屋はツアーの初日だったので、この後のCoccoちゃんの様子は映画で初めて観ました。
名古屋でのライブを観て、私は勝手に『Coccoちゃん穏やかになったなぁ』と思い、安心していました。
でも今回の映画を観て、心配と不安が広がりました。

私の勝手な解釈ですけど、Coccoちゃんは人の痛みに敏感で、辛い思いをしている人の気持ちにシンクロして背負い込んでしまうようなところがあるような気がします。
今回もひめゆりの塔のおばあ達、青森県の六ヶ所村という小さな村に住む女の子、他にもCoccoちゃんに救いを求めているファンの人達。
そういったたくさんの思いと全部向き合い、あんな細い体で不器用にも全部受け止めようとしている。
そういったものが歌を作る要素にもなっているんでしょうけど、たくさん歌が生まれるという事は、それだけCoccoちゃんは「大丈夫になりますように」と祈らなければならない事がたくさんあるんじゃないだろうか。
かつては排泄物だった歌、休止した後は祈りになった歌。
ファンとして新しい歌が聴けるのは嬉しいけど、ハイペースで歌が出来ると逆に不安になるのも事実です。
それだけ吐き出さなければならない思いに、Coccoちゃんはいつか潰されてしまうのではないか、と恐くなります。
このツアーの間にも新しい曲が生まれました。
神戸にある慰霊と復興のモニュメントを見て生まれた歌。
神戸のライブではまだ鼻歌のような歌だったけど、ツアーの中でどんどん形が出来上がり、「バイバイパンプキンパイ」という歌になりました。
それから亡くなった友達の為に作った「鳥の歌」。
どちらもまだCD化はされていません。
そのうちになるとは思いますけど。
でも私は、絶対CD化はされないだろう「今日のウ○コはでかかった」みたいな歌がたくさん生まれている方が、Coccoちゃんは幸せなんだろうな、と思ってます。
ちょっと聴いてみたいしね、「ウ○コはでかかった」って歌も(笑)。

それから「想い事。」の出版記念に開かれた写真展で、観にきた人達がメッセージを書いた細い布を繋ぎ合わせ、沖縄にある米軍普天間基地の移転予定地にある有刺鉄線に巻き付けました。
沖縄に根付く米軍基地の問題、ジュゴンの保護、平和への願い、いろんな思いを乗せて巻き付けたたくさんの布は、有刺鉄線全てを覆い尽くす事は出来ませんでした。
Coccoちゃんはそれを見て「まだ足りない・・」と呟きます。
そうやって、自分を追い込んでなければいいんだけど・・・。
でも皆の為に、皆が「大丈夫になるように」と祈るCoccoちゃんは、きっと自分の『大丈夫』までは祈ってないと思うから。
だからCoccoちゃんの『大丈夫』は私が祈る事にしました。
きっとCoccoちゃんの思いにはほど遠いけど、力の大きさは比べ物にならないけど、でも皆の『大丈夫』をCoccoちゃんが祈ってくれるなら、私はCoccoちゃんの『大丈夫』を祈ります。
走らなくてもいいよ。
歩いてもいいんだから、急がなくてもいいんだからね。
早く体調がよくなりますように・・・。

どうやら年明けもまだ上映してるらしいので、出来ればもう一度観に行きたいな。
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by feeling_leaf | 2008-12-29 23:59 | 映画のこと | Trackback | Comments(1)

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Commented at 2009-02-07 04:01 x
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