原作は読んでませんが、映画館のチラシを見て気になってた作品です。
もっと田舎町の静かな画がメインだと思っていましたけど、
動画の上から写真を切って貼り付けたような、
ちょっとメルヘンチックな映像なうえに、
冒頭のあらすじ部分が台詞やモノローグではなく、歌だったのはちょっとビックリしました。
当初のイメージとはかなり違ってたので。
でも主人公が喋れない設定だから、
台詞がない分映像で表現したのかなぁ、とも思ったり。
一日一組限定の食堂。
決まったメニューもない。
でもその料理を食べた人は、何かが変わる。
それだけ書くと都合のいいおとぎ話みたいですけど、
主人公の母娘関係だったり、声が出なくなった原因だったり、
理不尽でどうする事も出来ない現実も描かれています。
・・・お母さんはかなりぶっ飛んでるとは思いますけど。
食堂のお話なので料理がメインになるのは当然ですが、
食べる人の事を考えながら料理をする、って
料理をする時いちばんの基本なのかなぁ、と料理をしない私が思いました(苦笑)。
手間暇と思いの込もった料理、忙しい現代では食べられる所は少ないでしょうね。
あと、お母さんが飼ってた豚を料理にして食べるシーンが印象的でした。
愛情かけて育ててきた豚を、食材として料理する。
でも人間はそうやって生きてるから。
料理に使う食材にも愛情を、ですね。
せめて食べる時の「いただきます」「ごちそうさま」は忘れちゃいけないな。
きっと原作は、ストーリーが一緒でも色は違うと思うので、
ちょっと原作が読みたくなりました。
小川糸さんの本は読んだ事ないので、全くの想像でしかないんですけど。
▲ by feeling_leaf | 2011-01-08 23:59 | DVDのこと | Trackback | Comments(2)